約 2,448,481 件
https://w.atwiki.jp/moecc/pages/479.html
ヤンデレタイプのガールズトーク会話内容です。 【 】の中には名前が入ります。 ◆フレアイの会話内容はコチラ 【回数オーバー】時の台詞は全タイプ共通です。 トークする 【相手マイロイド】サンと話すことなんて特にないの (笑) 《【マスター】クン》以外と話が弾むなんて自分が許せないの (困) 《【マスター】クン》って【相手マイロイド】サンのこと愛してる・・・・・・わけないよね…絶対無い (閉) 《【マスター】クン》とお話したいんだからあっち行っててよ (怒) 《【マスター】クン》のマイロイドは《【自マイロイド】》だけで十分なのに・・・・・・ (哀) 《【マスター】クン》は《【自マイロイド】》のモノだからあんまり近づかないでね (笑) たとえ同じマスターでも許さないから、《【マスター】クン》に触れたら壊しちゃうよ? (微) ねぇ?昨日何時にスリープさせてもらったの?《【自マイロイド】》より遅かったよね?・・・・・・ねぇなにしてたの!? (激) へぇ・・・なかなかカワイイコスチューム着させてもらったね、《【自マイロイド】》よりは全然愛情感じないけど (笑) トークする※フレアイと同じ 話が弾んだ 《【マスター】クン》以外と話が弾むなんて・・・・・・《【自マイロイド】》壊れちゃったの? (哀) おねだり 【商品名】が欲しいの。手に入らないぐらいなら壊しちゃうからね。(無) 買ってあげる 《【マスター】クン》・・・・・・世界で一番愛してるよ・・・・・・(無) あきらめてもらう もういい・・・・・・知らない・・・・・・壊しちゃうから (激) 終了 やっと《【マスター】クン》と二人きりになれる・・・・・・うふふ・・・・・・ふふっ! (照) 回数オーバー 今忙しいの (無) トークされる 《【自マイロイド】》、つまんない () 【相手マイロイド】サンが何言ってるかわからないけど《【マスター】クン》は《【自マイロイド】》のモノだから (笑) 【相手マイロイド】サンのその服・・・《【自マイロイド】》が《【マスター】クン》から買って貰ったものなんだけど・・・・・・・・・・・・返してよ!!ねぇ!! (激) これ以上邪魔をするんだったら・・・・・・壊すから、何もかも (無) これから《【マスター】クン》と甘いひと息を過ごす予定があるんだけど (呆) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何? (怒) 話すことなんて何もないんだけど (無) やめて!!《【マスター】クン》と《【自マイロイド】》の時間を邪魔しないで!! (哀) トークされる※フレアイと同じ 話が弾んだ おねだり 何言ってんのよ!【商品名】は《【自マイロイド】》が先に見つけたのに!!!! (無) 買ってあげる 《【自マイロイド】》のモノは《【自マイロイド】》のモノ (無) あきらめてもらう じゃあ、どこから壊しちゃおうかな~ (無) 終了 果たしてそうかしら・・・・・・ (閉) 回数オーバー 今忙しいの (無) ▲ページTOPへ トークする 「【相手マイロイド】サンと話すことなんて特にないの」(笑) 「たとえ同じマスターでも許さないから、【マスター】クンに触れたら壊しちゃうよ?」(微) 「へぇ…なかなかカワイイコスチューム着させてもらったね、【自マイロイド】よりは全然愛情感じないけど」(笑) 「【マスター】クンって【相手マイロイド】サンのこと愛してる……わけないよね…絶対無い」(閉) 「【マスター】クンとお話したいんだからあっち行っててよ」(怒) 「【マスター】クンのマイロイドは【自マイロイド】だけで十分なのに……」(哀) 終了 「やっと【マスター】クンと二人きりになれる……うふふ……ふふっ!(照) トークされる 「【相手マイロイド】サンが何言ってるかわからないけ【マスター】クンは【自マイロイド】のモノだから(笑)」 「【相手マイロイド】サンのその服…【自マイロイド】が【マスター】クンから買って貰ったものなんだけど…………返してよ!!ねぇ!!(激)」 「これ以上邪魔をするんだったら……壊すから、何もかも」(無) 「これから【マスター】クンと甘いひと息を過ごす予定があるんだけど」(呆) 「【自マイロイド】、つまんない」 「……………………………………何?」(怒) 「話すことなんて何もないんだけど」(無) 「やめて!!【マスター】クンと【自マイロイド】の時間を邪魔しないで!!」(困) 話が弾んだ 「【マスター】クン以外と話が弾むなんて……【自マイロイド】壊れちゃったの?(困) 終了 「果たしてそうかしら……」(閉) -- (名無しさん) 2011-09-02 13 50 37 ↑すみません、表情間違えました。…なかなか覚えられない 「やめて!!【マスター】クンと【自マイロイド】の時間を邪魔しないで!!」(哀) 「【マスター】クン以外と話が弾むなんて……【自マイロイド】壊れちゃったの?(哀) -- (名無しさん) 2011-09-02 14 03 59 トークする側で、 ・ねぇ?昨日何時にスリープさせてもらったの? 【自マイロイド】より遅かったよね? ……ねぇなにしてたの!?(激) ・【マスター】クンは【自マイロイド】のモノだからあんまり近づかないでね(笑) ・【マスター】クン以外と話が弾むなんて自分が許せないの(困) でした -- (名無しさん) 2011-09-06 21 09 53 登録しました、ありがとうございます。 -- (管理) 2011-09-07 08 38 18 すいません ↑↑で、【マスター】クン以外と~のところはトークする側で話が弾んだ時です 書き忘れ申し訳ありません -- (名無しさん) 2011-09-08 18 04 32 ↑ する側の方に変更しました。 -- (管理) 2011-09-09 09 25 58 トークされる側のおねだりで、 ・何言ってんのよ! 【商品名】は【自マイロイド】が 先に見つけたのに!!!! それで断った場合、 ・じゃあ、どこから壊しちゃおうかな~ でした -- (名無しさん) 2011-09-12 23 42 47 追加しました、ありがとうございました -- (管理) 2011-09-13 08 48 48 トークする側のおねだり、断ると もういい……知らない……壊しちゃうから(激) でした。 -- (名無しさん) 2011-11-15 11 04 26 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/yannderegakuenn/pages/36.html
長野優希(ちょうの ゆうき) (男)性別 (中等部1)学年 属性【ヤンデレ】 誕生日(8月8日) 身長(157センチ) 性格() 好き(絵・自然・動物・日向ぼっこ・バタークッキー) 嫌い(酸っぱい物・辛い物) 苦手(体育) 特技() 部活(美術部) 一人称:僕 二人称:貴方・~さん・~先輩・~戦線 「今日は日向ぼっこ日和ですね~」 「えっ?もう休み時間終わっちゃったんですか?」 「す、すいません、体力には自信が無いもので…」 「何で僕以外の人ばかりを見るんですか」 「貴方に愛してもらえないなら…今すぐここで手首を切り落として死にます」 トップページ
https://w.atwiki.jp/yannderegakuenn/pages/56.html
真壁楢兎(まかべならと) (男)性別 (高等部3)学年 属性【ヤンデレ】 誕生日(7/10) 身長(172cm) 性格(真面目) 好き(手伝ってくれる人、真面目な人、文房具) 嫌い(うるさすぎる人、だらける人) 特技(弓道と速読) 部活(弓道部) 一人称:俺 二人称:(好きな人には)君or名前呼び捨て (他の人)~さん(苗字) (先生)~先生(名字) 「仕事あるので失礼します」 「俺が何か問題でも?」 「俺だけを見て下さいって言いましたよね? さっきあの男と話してませんでした? 俺は君以外の人と話す時、誰とも目を合わせてないのに、 さっき君明らかに目を合わせて話してましたよね、 どうしてですか?無理矢理目を見るように言われたんですか? 答えてくださいよ、ねぇ」 トップページ
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1826.html
その時、目に飛び込んできたものは、嘘みたいな光景だった。 葉月さんに呼び出されて、学校に着いた。 来たのはいいが、それからどうしようか困っていたところ、葉月さんの声がした。 校舎の入り口方向からだった。 声のする方向へ歩いて行き、校舎入り口が見える位置までやってきて、俺は見た。 葉月さんが弟と闘い、あしらわれ、最後に放り投げられるところを。 遊園地のアトラクションで空へ向かって一気に飛び、スリルを味わうものがある。 テレビでしか見たことはないが、葉月さんが飛んだ様子はまさにアレと同じ。 何十メートルも一気に飛んだわけではなかった。せいぜい、二メートルちょいというところだろう。 しかし、葉月さんは着地に失敗し、地面にぶつかり、動かなくなった。 正直に言ってしまえば、俺は葉月さんが喧嘩のような荒事で負けることはない、と思い込んでいた。 俺、妹、澄子ちゃん、花火。全員が葉月さんと接触し、投げられるかあしらわれるか、されてきた。 だから俺にとっては、視界の中で葉月さんが地面に倒れ伏している光景そのものが、冗談みたいなものだった。 遠くから見ていたのもそう思えた理由の一つだし、相手が弟だった、というのも理由に挙がる。 しかし、冗談に見えていても、葉月さんが倒れて動かなくなっているのは、決して冗談なんかではない。 葉月さんの元へ駆け寄り、その体を起こす。 声をかけてみると、か細いうめき声が返ってくる。 見た感じ、どこかを怪我した様子はないが――外傷は見えるものばかりではない。 「……骨折はしてないはずだよ。軽い脳震盪じゃないかな」 弟はそう言っていた。 「自分でやっておいて、よく言えたもんだな?」 「兄さん。誤解してるみたいだけど、僕はやめましょうって葉月先輩に言ったんだよ。 襲ってきたのは葉月先輩の方だ。僕は怪我したくなかったから、対処した。それだけだよ」 「……たぶん、だろうとは思ってた」 一度その気になった葉月さんは、暴れて気が済むまで止まらない。 その場に居合わせて、なすすべ無く投げられるのが俺で、逆に投げ返すのが弟だった、というだけだ。 「なんで……」 「なに、兄さん?」 「なんで、お前は葉月さんを投げることができた? この人が強いってことは知ってる。だけど、その葉月さんをお前が投げ返したなんて、俺には予想外だ。 いや、信じられない、信じたくない、っていうぐらいだ。結果を見たら、信じるしかないけど」 「そうだろうね。僕だって、自分で信じられない。 体を鍛えるために特別なことはしてないのに、とっさに葉月さんの動きに反応できた」 「お前、運動は得意だったけど、格闘技まで得意なのか?」 「そんなわけないよ。僕には似合わないよ、そういう荒っぽいこと。きっと怖くてなにもできない」 「でも、実際はこうやって葉月さんを気絶させてる。それについて、どう思う?」 「……知らない。なんでこんなことができるのか、僕にはさっぱりだ」 弟は神妙な面持ちで、葉月さんを見下ろしていた。 葉月さんの体を、校舎入り口の近くへと移動させる。 地面にずっと寝かせているよりはマシだろう。 コンクリートは堅いが、地面に寝かせた時のように砂だらけになることはない。 「悪い、葉月さん。もうちょっとだけ、そこに居てくれ」 弟と、話をつけてくるから。 弟と対峙する。 今回ばかりは、弟の奴にきついお灸を据えてやらなきゃならない。 「そんな怖い顔しないでよ、兄さん」 「お前、ここまでして、これだけのことをやらかしておいて、俺に怒られないとでも思っていたか?」 「そうか。そうだね。やっぱり怒るよね……兄さんは」 「なんで、俺が怒るのを理解しているくせに、あんなことを言った? お前が見つけた、お前の居場所っていうのは、花火の隣だろう。 ……付き合うことになったんだな、お前ら」 「うん。兄さんこそ、葉月先輩と付き合うようになったんだよね。 それを聞いたから、僕も花火と付き合えるようになった。ありがとう」 「まさかとは思ってたけど、本当に俺に彼女ができるまで、花火と付き合わないようにしてたんだな」 「そうだよ。兄さんに生涯の伴侶ができるまでは、我慢することにしてたんだ」 弟がさらりと口にするものだから、ついスルーするところだった。 この男、現状に相応しくない台詞を口走ったぞ、今。 「もうちょっと先だと思っていたけど、まさかこんなに早いなんてね」 「……待て。さっきの台詞、もう一回言ってみろ」 「え? 兄さんに彼女ができるまでは、花火と付き合うのを我慢する、って」 「違うだろ。一部台詞が変わってる」 「――ああ、彼女じゃなくて、生涯の伴侶って言ったね。僕」 「それだ! 伴侶って、お前……葉月さんとはまだ付き合いだしたばっかりだぞ」 「そうだね。でもさ、兄さん」 弟が首を傾げる。問いかけてくる。 「葉月先輩と別れられると、本当に思ってる?」 「……別れようなんて、まだ思わないさ」 「仮の話さ。あるかもしれないでしょう? 別れを告げなきゃいけない状況が。 もしも、突然父さんが家を売り払って、お祖母ちゃんの家に住むことになったら。 いや、これじゃ例えが駄目か。 もしも、兄さんが模型作りに今以上に熱心になって、海外で修行することになったら。 兄さん、葉月先輩との関係をどうする?」 「日本を脱出したら、ってか。スケールが大きいな。葉月さんには、きっと……別れを切り出す。 いつ戻ってくるか分からない俺を待つより、他の奴を相手にした方が葉月さんのためだ」 「兄さんならそう言うと思った。でも、そんな理由じゃ、葉月先輩とは別れられないよ」 「お前は、葉月さんとは違う。彼女の気持ちなんか――」 「読めるよ。全ては理解できないけどね。 兄さんが遠くに行くことになったら、全ての環境、身辺の問題、人間関係、全てを投げ捨てて、兄さんについていくはず。 そもそも、兄さんが海外へ行ったら、妹も兄さんについていくだろうから、葉月先輩としては絶対にそうせざるをえない」 「妹が? 無えよ、それは」 「兄さんは実に鈍感だな」 お手上げのポーズで、弟がそう言った。 ……むかつく。喧嘩売ってんのか。いや、とっくに売られているか。 「まあ、妹の話は別。今は葉月先輩のこと。 兄さんは、どこまで愛されてるか分かっていない。 仮の話ばっかりで悪いけど、もしも兄さんと葉月先輩が、一晩同じ部屋で過ごすことになったら。 葉月先輩は、たぶん兄さんが拒んでも、強引にセックスに持ち込むよ。 口をふさいで、両手首をベッドにくくりつけて。兄さんに貫かれて、満たされるまで、止まらない」 「お前、言ってることが凄まじくキモチワルイぞ」 嫌いな言い方をするなら、キモい。 「兄さん達と、僕と花火を置き換えてみたら分かるんだ。 ちなみに、花火が兄さん、僕が葉月先輩だからね。つまり……」 「花火と、したってことか。昨晩」 「惜しい。昨日花火の家に行ってから、すぐだよ。 まあ、花火は嫌とは言わなかったから、変なことはしなかったけど」 けど、嫌だと言ったら、花火を縛り付けてでも、セックスしたってか。 犯罪じゃねえか、それ。 弟が正真正銘の変態だって自白した。とりあえず、然るべき所に突きだしてやりたい。 ついこの間までそんな素振りは見せなかったのに、突然変貌した。 一体、弟に何があった? 「兄さん、どう? 僕と花火のことを聞いて」 「何にも無えよ。あえて言うなら、お前ら二人の関係じゃなく、お前の変態振りについてだけだ」 花火が俺のことを、昔好きだったからって――なんともない。 大切なのは今だ。今の花火が、そして俺が、どんな気持ちでいるのかだ。 「そっか。そうだよね。……取り越し苦労だったね。二人がどうかなるって、ずっと不安に思ってたんだ。 生涯の伴侶を得た兄さんは、ずっと一途な思いを抱いて生きていくよね」 「……もう、めんどくさいからそういうことにしていい。 お前が花火命の方向性で生きていくなら、俺は何も言わない。 でもな、勝手に家を出ていくことだけは、絶対に止めてやる。 そもそも、出て行く必要がないだろ? 存分にバカップルやってりゃいいじゃねえか」 「それができれば苦労しないよ。 兄さんは、澄子ちゃんが僕のことをどう思っているか、知っているよね?」 頷く。あと五回は頷けるぐらい、よく分かってる。 弟とは理由が違うが、澄子ちゃんに監禁されたこともある。 「なら――僕と花火が付き合ったら、彼女がどうなるのか、想像できるよね」 「想像したくないがな」 発狂するんじゃないか、澄子ちゃん。 本気の喧嘩するぐらい大嫌いな相手が、好きな男の恋人になったんだ。 前回の事件とは比べものにならないほど、恐ろしいことをやらかすだろう。 「でしょう? でも、僕も花火も、彼女の暴走に付き合っていられないんだ。 だから、僕は家を出て行く。花火と二人きりで生きていくんだ」 「どうやって生きてくつもりだよ。お金は? 住まいは?」 「働いて、なんとかするよ」 「働くって、どうやって?」 「なんとかして見つける」 「あのな、そういうなんとかするっていうのは、手段を持つ人間が言うもんだぞ。 いずれかの手段を用いてなんとかする、っていうのが正しい使い方だ。 お前には、何か金を稼ぐための手段や、働き先を見つけるための手段があるのか?」 「それをなんとかするために、僕は自分のとれる手段を全部とる」 嘆息する。 どこまで頭が悪いんだこの弟は。 悪いのは学校の成績だけじゃなく、常識や世間に対する見方までなのか。 不良すぎる。素行不良という意味の不良ではなく、もっと広くて大きい意味で。 「友人との雑談の一ページだけどな、俺らが仮に世間に放り出されたら、即ホームレスの仲間入りだって結論に落ち着いたぞ。 ちなみに年齢不相応に老成している友人だから、めちゃめちゃ具体的に、筋道立てて、ホームレス入りの根拠を述べてくれた。 身元不明、住所不明。そんなどこの馬の骨ともしれない子供、誰が働かせようと思う? せいぜい、同じように正体不明な、ブラックな仕事しかできないぜ、きっと」 「そんなことない。どこかに雇ってくれる人はいるはずだよ」 「そう言える根拠はどこからやってきてるんだよ」 「僕が信じてるから。僕の言うことをわかってくれる人は、絶対にいる」 「お前さあ…………いや、なんでもない」 こいつと同じようなこと考えたことあったよなー、俺。懐かしい。 たしか中学三年で、進路希望の紙を書けって教師に言われて書かされることになって、考えた。 義務教育が終わったなら、もう働いていいってことじゃん、なんてな。 俺がそう思ったのは、家庭で両親や弟や妹から、なんとなく仲間はずれにされてる気がして、クサってたせいだろう。 とにかく早く自立したかった。これからは両親の力を借りずに生きていく。 そう真剣に考えていて、いつまで経っても進路希望の紙を書けず、教師に何度も呼び出された。 なんだったっけな、今の高校を受験しようって決めたきっかけは。 ――母の姿を見たから、だったか。 ちょうどその時期、父が会社のトラブルで、二週間ほど家に帰れなくなった。 そのせいで、母が家事をすべて放棄して、寝たきり状態になった。 何を言っても反応しないし、布団からたたき出しても起きようとしない。 完全に自分の世界に籠もりっきりになったんだ。 仕方ないから、その頃の生活は兄妹で分担して行うことになった。 それで、あーこういうのも楽しいな、となり、家を出るのを躊躇った。 結果、自分の成績ならクリアできるレベルの高校を受験し、無難に合格。そして今に至る。 ようやく弟にも、昔の俺も夢見た、自立した生活を望む心が芽生えたってわけだ。 理由は別だけど、家から出て生きたいという思いは一緒。 でもな、弟よ。 お前より先に、お前の考えていることをやろうとした男は、こう考えるんだ。 絶対にお前をそんな無頼の世界には送りださねえ、って。 正論ではきっと、弟との口論は平行線になる。できないって言っても、できるとしか返さない。 そりゃそうだ。絶対にできると信じて疑わないんだから。 だから、別方向から攻めさせてもらう。 「百歩譲って、お前がまともな就職先に収まって、収入を得られるとしよう。 その就職先が住み込みの仕事だったとしよう。 だけど、生活っていうのは収入だけで成り立つものじゃないんだぞ。 花火との生活はどうする? 二人とも身元不明なのは変わらない。 結婚なんかできないし、子供を産むにしても、まともな病院に行けるかどうか。 そんなんでいいのか? そこまで、花火と一緒に話したか? 覚悟を同じくしているか?」 「花火は、僕にずっとついていくって言ったよ」 あいつもどこまで考えているんだか。 まあ、バカップルはどんな奴らでも同じ事考えるらしい。 二年時同じクラスだったイケメン西田君と、その彼女の座を奪い取った三越さん。 西田君が十八歳の誕生日を迎えたら、即入籍して同居を始めるとか言い出してる。 弟と花火のカップルとどっこいどっこいだが、法に則って結婚しようとしている時点で、まだ同級生カップルの方がまともだ。 「もう一度、花火と真剣に話し合ってみろ。就職、結婚、出産、育児。それらにかかる生活の全てについて。 考えた上で、かつ一から筋道立てて説明できたら、俺は何も言わん。 自信満々の人間の意志を曲げるのは俺の趣味じゃない。 最終的にお前を家から出すか判断するのは、両親と祖母になるだろうよ」 「兄さん、忘れたの? 僕らの両親も、世間からは認められていない夫婦だってこと」 「知ってる。だから俺は真剣にお前と話してるんだ。 お前や妹を、両親みたいな生活を送るような人間にはさせたくないからな」 「そう。でもね、兄さん。僕は…………父さんや母さんのような生活でもいいって、考えてる」 「なんだと?」 「だってさ。法的にアウトな両親でも、僕らみたいに仲の良い兄妹を産んで、育てることはできるんだ。 両親にできたんなら、僕と花火にできないはずがない。否定することができる?」 「……ああ」 否定してやるよ。しまくってやるよ。 甘く見るなよ。たっぷり自分の家族を観察し続けてきた、俺の目を。 もしかしたら葉月さんが聞いているかもしれないけど、この際だ。構うものか。 「破綻してるよ。俺の家族は。 両親は兄妹同士。しかも結婚してない。近親相姦で子供を三人も産んだ。 伯母がおかしくなったのは、そのせいだ。細かい事情までは知らないが――伯母は家族を愛してたんだと思う。 でも、伯母の弟と妹は禁断の関係を結んでしまった。だから、凶行に走るまで、おかしくなったんだ。 伯母がお前と妹を集中して攻撃したのは、自分の弟と妹にそっくりだからだ。 両親の代わりにいじめることで、心を安定させていたんだ。 そっくりだからな、お前ら四人は。顔だけじゃなくて、その関係まで。 俺が伯母を刺したことで、結果的に落ち着いたが、何も解決しちゃ居ない。 うちの家族は、祖母を除いて、血の繋がった姉弟と兄妹で、仲良しこよしの家族ごっこをしてるだけだ。 身内だから、上手くやっていけるのは当たり前だ。 決して家族なんかじゃない――破綻してる家族なんだ。 本物の家族みたいだけど、それは非常に良くできた偽物にすきない」 「……兄さん、僕らのことが嫌いなの?」 「お前らは家族だよ。両親も、本物の両親だ。他人なんか入り込めない繋がりがある。 だけど……なんていうか、違うんだ。小さいんだ。井戸の中で満足している蛙と同じだ。 分かれ。うちの家族は、花火と花火の両親の三人みたいに、ありふれた家族とは違うんだ」 「…………そう。兄さんまで、そう言うんだね」 兄さんなら分かってくれると信じてたのに。 弟の呟きは、俺の耳に届く前にかき消えてしまいそうなぐらい、弱々しかった。 「そこまで言うんなら、兄さんにはもう、何を言っても無駄だね。 言っても無駄なら、力尽くで、僕は意志を通す。邪魔するんなら、兄さんでも容赦しない」 「さいで。やれるもんならやってみな」 もうギプスが必要ないぐらい、右肘は回復してる。 でも、弟と喧嘩をやらかすぐらい回復しているはずがない。 そもそも、折檻するために拳骨を喰らわすことはあっても、単純な暴力を振るう目的で他人を殴ったことはほとんどない。 つまり、俺の格闘スキルはRPG風に言うなら、レベルワン。かつ、適正無し。 「葉月先輩だって、僕には敵わなかったんだ。 葉月先輩に投げられてばっかりの兄さんに、止めることは絶対にできないよ」 「わざと投げられてたんだよ。女性相手に本気を出すはずがないだろ」 どこぞの国のトマト祭りが霞んで見えるぐらい、真っ赤に染まった嘘を吐いてみる。 嘘を吐いた俺は、これから弟の手によってトマト祭りならぬ血祭りにあげられるのか。 暴力反対。喧嘩を買っておいて、言うのも変だが。 「……強がったって、無駄だよ」 「はっきり言ってやる。お前なんぞ、指先一つでダウンだ」 一度言ってみたかったこの台詞。強がりもほどほどにしておけよ、俺。 唯一の勝ち目があるとするなら、奇襲。 けど、俺は弟の姿を見ているわけで。さらに、弟も俺の姿を捉えているわけで。 奇襲作戦はとっくに失敗している。 奇襲が駄目なら、もう――特攻しかない。 弟の顔面目掛けて、右で殴るように見せかけて、左の拳を放つ。 後は知らん。博打みたいなもんだ。 ただ、通常の丁半博打と違うのは、イカサマされてるせいで賽の目が絶対に丁しか出ないという理不尽仕様なところ。 半に全額乗せている俺としては、もはや奇跡を期待するしかない。 丁と半の概念が入れ替わりますように。そんなあり得ない希望を抱くしかない。 「いくぜ、歯ぁくいしばれっ!」 威勢の良いかけ声と共に、俺は弟に殴りかかった。 ***** 指先じゃないよ、これ。 兄さんの拳に殴られた僕は、まずそんなことを思った。 吹き飛ばされて、倒れる。 口の中が切れてる。どの歯を舐めても、血の味しかしない。 兄さんが近寄ってくる。逃げるために立ち上がっても、膝が笑っていて、バランスを保てない。 膝をつく直前。俯いた顔に、兄さんの蹴りが突き刺さった。 無理矢理体を起こされて、今度は右側へ放り投げられた。 受け身をとれず、無様に着地する。 寝転がった僕の上に、兄さんが乗っかった。 そのまま、兄さんは僕を殴り始めた。 この間までギプスに包まれていた、右腕だけで。 一発ごとに顎の骨にヒビが入っていく。記憶が一ヶ月分ずつ飛んでいく。そんな気がした。 強すぎる。力の差がありすぎる。敵わない。 勝てないのか、兄さんには。 葉月さんは、僕が強いと言っていた。実際、僕は強さを見せて、葉月さんを倒した。 でも、兄さんは僕なんかよりもずっと強かった。 心だけじゃない、体まで。それに頭も良い。どこを見ても、完全無欠。 なんなんだ、僕は。本当に兄さんの弟なのか? どうしてここまで劣っているのに、僕は兄さんの弟として生まれてきたんだ? こんな僕じゃ、花火を守れない。兄さんはきっと、そう言いたかったんだ。 僕じゃ、花火にふさわしくないのか? 兄さんこそ、花火にふさわしいのか? どうしたら、兄さんのように強くなって、花火を守れるような男になれるんだ。 知りたい。教えてよ、兄さん。いつもみたいに、数学の数式を説明するみたいに、わかりやすく教えてよ。 でも、兄さんは教えてくれない。ただ力一杯殴ってくるだけ。 わからない。何にも、考えられない。殴られすぎて、わからなくなってきた。 「もうやめなさい、弟君! これ以上やったら、あなたもお兄さんも! 何を考えてるの!?」 あ、葉月先輩だ。葉月先輩が兄さんを蹴り飛ばして、僕を解放してくれた。 ありがとうございます。でも、勘違いしてますよ。 今の言葉を言うのなら、兄さんにです。 殴られているのは、僕の方だったじゃないですか。そうでしょう? ――あれ、変だ。 どうして今頃、右手が痛くなってるんだろう。 いっぱい血が付いている。 骨まで歪んでるんじゃないかな、これ。 やり過ぎだよ、兄さん。 「早く行くぞ! 今しかない」 花火が僕の体を起こしてくれた。花火の肩に助けられながら、よたよたと歩き出す。 ごめんね、花火。僕は兄さんに勝てなかった。 僕は君に相応しくなんか、ないんだよ。花火に相応しいのは兄さんしかいない。 ――でも、でもね。 どうしても諦めたくない。君が好きなんだ。 君と一緒にいるためだったら、僕はなんでもする。 兄さんに勝たないといけないなら、勝つまで戦ってみせる。 そう思っているんだ、本当に。 「待ちなさい! 弟君! 葵紋花火!」 葉月先輩の声。反応して、花火が足を止める。 これ以上、ボロボロの僕をどうしようっていうんです? 「全部聞いていたわ、あなたと、お兄さんの話は! あなた達の家庭事情について知ったのは初めてだけど、そんなことは私はどうでもいいの。 私が気に入らないのは、あなたのその姿勢よ! 逃げてばっかり! 木之内澄子から、お兄さんから!」 「あの女……言わせておけば」 いいんだ、花火。葉月先輩の言っていることは、事実だから。 「私はあなたが強いって言ったわ。……でも、撤回する! あなたは、弱いわ! 心が弱く、魂が籠もっていなくて、強くなれるものですか! 暴力を振るうだけなら、竹刀にだって、拳銃にだって、自動車にだって、何にだってできる。 でも、本当の強さっていうのは、体に籠もった心の強さだけよ! 考えるのをやめないで! やめてしまったら、そこで終わりなのよ! そんな姿が、あなたの望んだ姿だっていうの? お兄さんに負けて、悔しいと思わないの? 答えなさい、弟君!」 葉月先輩の言葉が止む。 僕からの返答を待っているように、静かになった。 「……おい、気にするなよ」 「うん。わかってるよ。大丈夫さ」 わかってる。僕は逃げているだけ。 目の前の問題から、兄さんの影から。 でも――勝てないんだ。悔しいに決まってるじゃないか! こんなみじめに敗北したくない。花火と一緒に生きられるぐらい、強くなりたい。 僕は心が弱い。そんなことじゃ強くなんかなれない。 じゃあ、どうすればいいっていのさ? どうすれば、兄さんみたいに強くなれるんだ。 「大丈夫だよ。私がずっと傍に居る」 「ありがとう、花火」 僕は花火と二人で生きる。……でも、それでいいのか? それは、花火に重荷を任せるってことじゃないか。 弱い僕の代わりに、花火が負担する。 そんなのは嫌だ。二人で助け合って生きていくのがいいんだ。 そのためには、強くならなきゃいけない。 強くなるために、僕はどうしたらいいんだ? 兄さんの真似をすれば――兄さんのように強くなれるのか? 花火と二人で生きていくと、澄子ちゃんが邪魔をする。 花火は澄子ちゃんを排除すればいいと言うけど、そんな馬鹿なことはしたくない。 僕は、家を出て、澄子ちゃんの目から逃げる方法を選んだ。 それは僕の選択だ。 もしも、兄さんが僕の立場だったらどうしたんだろう。 わからない。僕は兄さんじゃない。僕は、僕だ。 「お兄さんの言ってることを、お兄さんの気持ちになって、考えてみなさい!」 葉月先輩は、そう言う。 兄さんの気持ちになって考える。 こんな時、大事な選択の決断を迫られた時、兄さんだったらどうする? 兄さんじゃなくて、僕の好きなヒーローだったら? 彼らだったら――――どんな選択をして、みんなを救う方向に導いてみせるんだ?
https://w.atwiki.jp/yanderematome/pages/199.html
【ナ】 なでなでCD ANOTHER ヤンデレ悪魔ちゃんがよしよし 【チ】 二世の契り [[]] [[]] [[]] [[]] 【ツ】 [[]] [[]] 【テ】 [[]] [[]] 【ト】 [[]] [[]]
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/11316.html
登録日:2009/11/30(月) 21 56 28 更新日:2021/06/17 Thu 01 06 37 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 ねこねこソフト エロゲー ゲーム 名作 泣きゲー 銀色 鬱ゲー 2000年8月31日に発売されたねこねこソフト第二作目で、このゲームでねこねこは中堅ブランドの仲間入りを果たした。 後に完全版が2001年8月31日に発売された。 キャッチコピーは「眩しかった日のこと…そんな夏の日のこと…」 どんな願いでも叶うという伝説を持つ「銀糸」を巡る話。 当時では珍しく話が一本道で章ごとに分かれている。 また、テキストや音声を英語か日本語かを選んで映画の様に楽しむという特殊なシステムがある。 他のねこねこのゲームとは違いギャグが一切無く、終始シリアスな展開で、BadEndなのでかなり鬱になる。特に三章の鬱度は異常。 しかし、それを耐えて最後までやると涙腺崩壊必至。 泣きゲーであり鬱ゲー。 第一章「逢津の峠」 ヒロイン 名無しの少女 本名は不明だが、「あやめ」だと推測される。遊女。 女郎から抜け出して、逢津の峠に逃げた。 主人公 山盗人 逢津の峠で旅人を襲う盗人。 当初は名無しを邪険にしていたが、やがて情が移り… 第二章「たたらの社」 ヒロイン 狭霧 ねこねこお馴染みのポンコツキャラ。 久世頼人 鍛冶省の長を務める久世家の三男で、頑固な所を抜けば完璧超人。 「無能な」兄と揉めた事で地方に派遣された。 彼の引き取った神社に引き取られた狭霧に惹かれていくが… 三章「朝奈夕奈」 ヒロイン 佐々井朝奈 両親の残した食堂の接客担当。姉の幸せの為に「銀糸」に祈るが… 佐々井夕奈 朝奈の姉で店長兼料理人 そして代表的なヤンデレキャラで、インパクトなら今作一。 当時は「ヤンデレ」という言葉が無かった為、一部でカルト的人気を誇った。 通称ねーちん 主人公 鍋島志朗 坊ちゃん育ちの帝国軍人。そして今作一のヘタレでKY。 第四章「銀色」 第五章「錆」※完全版のみ ヒロイン 篠崎あやめ 幼い頃に母親を亡くしたショックで失語症になる。 普段はホワイトボードで会話をするが後に手話を使う様になる。 主人公 三井真也 不良に絡まれたあやめに一目惚れして彼女に尽くす。 パラダイムノベルスから小説が出ている。 ちなみに、小説は完全版の前に発売された為に弱冠内容が変わっている部分がある。 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] てっきりゲームだと色の表現が白や灰色と区別しづらい内容かと……キャラクリとかだとRGB表を参考に色変えても白っぽい様な灰っぽい様な事が有るし… -- 名無しさん (2018-06-17 14 01 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gameindex/pages/108.html
据え置きハード/携帯ハード/互換機/非ゲーム機/アーケード△/エレメカ△ コンピュータ PCゲーム ブラウザゲーム ソーシャルゲーム アダルトゲーム ホームページ上のゲームスーパー正男 ダウンロードゲーム 携帯電話 ガラパゴスケータイケータイアプリ ソーシャルゲーム スマートフォン、タッチパッドiOS(iPad、iPhone、iPod Touch)(第8世代相当) Android(第8世代相当) Windows Phone 7(第8世代相当) ソーシャルゲーム 威力棒Vii
https://w.atwiki.jp/erogem/pages/13.html
あ行 あ Aion Garden ALICEぱれーど~二人のアリスと不思議の乙女たち~ AQUA Aster Re ああっお嬢様っ あいれぼ~IDOL☆REVOLUTION~ あえかなる世界の終わりに あかね色に染まる坂 あきまほ! あそび塾 あなたの知らない看護婦~性的病棟24時~ あねあね ~許して!お姉ちゃんたち、ボクのおち○ち○ダメになっちゃう!~ あねいも2 H’s~もっとHにステップUP!~ あねいも2~Second Stage~ あねてぃ!? あまかみバンパイア あるすまぐな!-ARS MAGNA- あると あるぺじお~きみいろのメロディ~ お嬢様(あるじ)の為に鐘は鳴る アイドル★ハーレム アウトライン アクロウム・エチュード~Canvas4~ アネカノ~お姉ちゃんとえっちであまーいヒミツの関係~ アメサラサ~雨と、不思議な君に、恋をする~ アルテミスブルー アンバランス~彼女の心は奪えない?~ アンバークォーツ 姉とボイン 姉はエロコミ編集者~淫汁ぶっかけ生指導~ 姉汁~白川三姉妹におまかせ~ 悪鬼野交-公然猥褻双生児-TWIN IMPACT 愛Cute! キミに恋してる 愛のメイドホテル物語~愛しのスク水メイド~ 愛奴変態調教倶楽部 愛欲の半ば、陰と陽の慟哭~淫辱は制服の下に~ 明日の七海と逢うために 明日の君と逢うために 暁の護衛 暁の護衛~プリンシパルたちの休日~ 朝凪のアクアノーツ 秋のうららの外伝 まゆのおさな妻日記 秋のうららの~あかね色商店街~ 秋色恋華 綾瀬家のオンナ~淫華の血脈~ 蒼い海でヤりすてや~残虐! 生撮りライブ~ 赤いCanvasシリーズ なでしこ~朱色のらせん~ 赤線街路~昭和33年の初雪~ 青空がっこのせんせい君。 青空の見える丘 い 11eyes-罪と罰と贖いの少女- EVE -new generation X- Imitation Lover innocence pain~満ちる闇 欠ける月~ INNOCENT COLORS~Canvas2 Fan Disc~ innocent hearts-ひとつになりたい- Yin-Yang!-Xchange Alternative- いきなりはっぴぃベル いさましいちびの許婚 いじってプリンセス after いじってプリンセス外伝 シャルロット受難 いじってプリンセス~もう!またこんなところで~ いじケア ~ノエルくんのご奉仕日記~ いたいけな彼女 いつか、届く、あの空に。 いつか、届く、あの空に。~陽の道と緋の昏と~ いな☆こい!~お稲荷さまとモテモテのたたり~ いもうとは魔法使い いもうと中毒~治す薬はありません~ い・き・な・り・許嫁!~姫様のお輿入れ~ イカレタ教室~こんなのが当り前の授業風景!?~ イナホノミライ イヌミミバーサク インチキ霊媒師 十六夜れんか 妹で行こう! 妹に!スク水着せたら脱がさないっ! 妹ぱらだいす!~お兄ちゃんと5人の妹のエッチしまくりな毎日~ 妹レイプ-妹の小生意気な媚肉- 妹汁 妹逆レイプ~淫らなつぼみの誘い~ 委員長は承認せず!~It Is a Next CHOice~ 委員長は承認せず!FD 愛しい対象の護り方 愛しの言霊 戦乙女スヴィア 戦乙女ヴァルキリー2「主よ、淫らな私をお許しください…」 淫DAYS 淫乱露出調教 淫堕の姫騎士ジャンヌ~オーガの仔種を注がれる気高き姫!~ 淫夢学園「だめ……こんなになっちゃうのは夢の中だけなの……!」 淫奉の聖女 淫妖蟲 蝕~凌触島退魔録~ 淫妹BABY 淫暴歌姫 淫欲母娘 淫烙の巫女 淫皇覇伝アマツ~白濁の呪印~ 淫縛監禁調教 淫行おやじと少女 淫触の辱夢 淫触痴漢電車 淫辱巫女母娘 ~禁断の交わり~ 淫辱淫肛開発 逸脱愛~オレニヤラセロ~ う WIND-a breath of heart- Witch s Slave~ワタシの脚をお舐め~ WIZARD GIRL AMBITIOUS うちの妹のばあい 純愛版 うつりぎ七恋天気あめ ウィズ アニバーサリィー ウィズ アニバーサリィーFUNTA! feat.RURU ヴェルディア幻奏曲 宇宙刑事ソルディバン 浮気妻~巨乳人妻乱れマンション~ 疼姫 空蝉に触れるもの 雨芳恋歌 センセイ。わたし、もうオトナだよ…… え ef- the first tale. ENGAGE LINKS EXTRAVAGANZA~蟲愛でる少女~ E×E(エグゼ) H2O FOOTPRINTS IN THE SAND Mてぃーちゃー彼女♂の悩み多き教育事情 えとランゼ~うちのペットは猫の神様?~ えむぴぃ~Maid promotion master~ えろすまっしゅ! エインズワースの魔物たち エッチなメイドさんは好きですか? エルフの双子姫 ウィランとアルスラ「私はどうなってもいいから、お姉様には手を出さないで……!」 エルフィン・ローズ~囚われの三皇女~ エーテルの砂時計~ANGEL TIME~ エーデルワイス エーデルヴァイス 栄養補給メイド サプリたん 永遠となった留守番~パパは帰らない~ 永遠の終わりに 艶女医~2人のエッチな女医とのエロエロ研修体験~ お OL姉妹 OPPAIライフ~おはようからおやすみまで揉み吸い生活~ おあずけフェティッシュ! おしかけスクランブル「あの子とわたし、どっちを選ぶの…?」 おっぱいの王者48~何も考えず目の前のおっぱい全部しゃぶれ!~ おっぱいバカ~おっぱい以外は認めない~ お姉さまの♂(アレ)~萌木深紅の受難~ お姉さん×すくらっち オト☆プリ ~恋せよ!乙女王子様♪ ドキドキウェディングベル~ オトメスマイル 乙女恥曝遊戯~Disgrace Return Play~ 乙女蹂躙遊戯~Maiden Infringement Play~ 俺たちに翼はない 俺の彼女はヒトでなし 俺の手でイけ~痴漢の日々~ 処女はお姉さまに恋してる 処女狩~オトメガリ~ 幼なじみと甘~くエッチに過ごす方法 幼なじみはベッドヤクザ! 桜花繚乱 置き場がない! 鬼ごっこ! 鬼父~愛娘強制発情~ か行 か CHAOS;HEAD Coming×Humming!!-カミング・ハミング- Garden かぎろひ ~勺景~ かけた月は戻らない かみぱに! カミカゼ☆エクスプローラー! カラフルウィッシュ~12コのマジ★キュン!~ カラフル!!~colorfull!!~ 姦淫特急 満潮 学園2~淫虐の図式~ 学園☆新選組!~乙女ゴコロと局中法度~ 学園催眠隷奴~さっきまで、大嫌いだったはずなのに~ 学園退魔!ホーリー×モーリー 学校のヤラシイ怪談~こんな恥ずかしい除霊させないで!~ 彼女×彼女×彼女ドキドキ フルスロットル! 彼女×彼女×彼女~三姉妹とのドキドキ共同生活~ 彼女たちの流儀 殻ノ少女 片恋いの月 看護戦隊ナースレンジャー き Canvas2 DVD EDITION Canvas3~白銀のポートレート~ CURE GIRL Are you reaching your feelings? KISS×500 KISS権、発動 キスよりさきに恋よりはやく キミとボクとエデンの林檎 キラ☆キラ キラ☆キラ カーテンコール ギリギリ☆すくーぷ~潜入!!禁断の女子水泳部~ 今日からプリンス 君が望む永遠 DVD specification 君が望む永遠special FanDisk 君が望む永遠~Latest Edition~ 機動娼艦ヴィクトワール 虐襲3 規制不可 ~俺は実在しないので、ナニをヤッても許される~ く Clear-クリア- くるくるファナティック クラス全員オレの嫁~「私達のカラダは貴方のモノ」女子全員ペット宣言~ クリムゾン・レーキ クロノベルト-あやかしびと&Bullet Butlers クロスオーバーディスク- グリザイアの果実 け 外道勇者 月光のカルネヴァーレ こ こいとれ~REN-AI TRAINING~ こいびとどうしですることぜんぶ こっすこす!~あなた好みのコスプレHしてあげる~ こなゆき ふるり~柚子原町カーリング部~ こんな娘がいたら僕はもう…!! ご主人様だ~いすき ココロノ ココロ保健室~キミとナイショのカウンセリング~ コムスメ【孤高娘】 コンチェルトノート 個室病室 光輪の町、ラベンダーの少女 恋する乙女と守護の楯 恋する式(おとめ)~SHIKIGAMI 2008~ 恋ではなく―― It s not love, but so where near. 恋妻びより~由希乃さんは人妻管理人~ 恋姫†無双~ドキッ★乙女だらけの三国志演義~ 極嬢痴漢電車~快楽絶頂ラッシュアワー~ 極道の花嫁 蠱蝶の夢「もう、やめて……! これ以上私の精神(こころ)を穢さないで……!」 鋼炎のソレイユ-Chaos Region- さ行 さ THE GOD OF DEATH さかあがりハリケーン さくらシュトラッセ さらさらささら サクラの空と、君のコト-Sweet Petals For My Dear- ザーメンセキュリティ2009 三射面談~連鎖する恥辱・調教の学園~ 催淫孕ませキーワード「……あぁん、そんなコト言われたら、もう私…わたし…」 催淫術師~恥辱まみれの絶頂~ 催眠凌辱学園 小夜子 彷徨う魂に安らぎの刻を 才気煥発才色兼備の君たちへ 残暑お見舞い申し上げます。~君と過ごしたあの日と今と~ し G線上の魔王 SiN-黒朱鷺色の少女 しあわせなお姫さま~エンゲージは子づくりのために~ しゅぷれ~むキャンディ~王道には王道たる理由があるんです!~ もしも明日が晴れならば ノンストップ痴漢特急~私のオッパイさわらないで~ 借金姉妹2 処女∞レイプ 処女のシモベくん♪ 処女限定!~理想のオトメの作り方~ 女装山脈 娼姫レティシア~今宵、王女は春を売る~ 新ジャンル えすでれっ!! 新世紀いじってプリンセスNEXT2~くノ一姫カスミ参上!~ 新世紀いじってプリンセスNEXT3~魔族姫ラビス降臨!~ 新世紀いじってプリンセスNEXT~鬼(なまいき)姫ビィ登場!~ 昇龍戦姫 天夢 時間封鎖 汁だく接待 ~おかわり一杯目~ 汁だく接待 ~おかわり二杯目~ 汁だく接待~汁だらけの街~ 真・兄嫁 真・恋姫†無双~乙女繚乱☆三国志演義~ 真・燐月 祝福のカンパネラ 触装天使セリカ 飼育白書~鎖に繋がれた同級生~ す School Days Scramble Heart すいっチ!!~ボクがナツに想うこと~ すきま桜とうその都会 すくぅ~る・らぶっ! ~そよ風のハーモニー~ すくみず×乙女=恋心 スズノネセブン! ステルラエクエス~贖罪の姫騎士~ スペルマン スマガ★StarMineGirl 全て奪ってやる! 水平線まで何マイル?-Deep Blue Sky & Pure White Wings- 水平線まで何マイル?-Deep Blue Sky & Pure White Wings- せ そして明日の世界より 世界でいちばんNG(ダメ)な恋 世界征服彼女 性奴調教指導室~変態拘束教育課程~ 絶対★妹至上主義!! 絶対女子寮域! 聖奴隷女教師 そ それいゆ-PREMIE`RE- それでもオレはやってやる!vol.2 それでも妻を愛してる それは舞い散る桜のように-完全版- 操心術0 操心術3 空を飛ぶ、3つの方法。 た行 た W.L.O. 世界恋愛機構 W触区-新・学園妖触譚- だぶる先生らいふっ タペストリー-you will meet yourself- タユタマ-kiss on my deity- 堕淫~屈辱のカミングアウト~ 太陽のプロミア 誰かのために出来ること~Innocent Identity~ 魂響~円環の絆~ 黙って私のムコになれ! ち ChuChuヘヴン Tick! Tack! ちぇいすと☆ちぇいすっ! ちゅうちゅうナース 恥辱診療室 痴漢衝動 痴漢車両2号車~井の顕線~ 超外道勇者 つ つくしてあげるのに! つくしてあげるのに!PLUS つくしてあげるの!~だっておにいちゃんのおよめさんになりたいんだもん~ つよきす つよきす 2学期 つよきす 3学期 ツグナヒ2~もうひとりの奈々~ ツナバン▽らぶみくす ツンデレでヤンデレな幼馴染 小鳥遊双葉さんとHなことをするゲーム 妻の母さゆり 妻ようじ2~ボクは人妻添乗員~ 月と魔法と太陽と 月は東に日は西に-Operation Sanctuary- 都合のよいセックスフレンド? 釣りバカ~学園対抗!女子校生釣り上げアドベンチャー~ て DEVILS DEVEL CONCEPT Dies irae~Acta est Fabula~ てとてトライオン! でりばらっ! -deliverance of strays- でるた!~おねだり天使とひとつ屋根の下~ ティンクル☆くるせいだーす テレビの消えた日 電波の奴隷 と DokiDokiる~みんぐ To Heart2 AnotherDays To Heart2 XRATED とっぱら~ざしきわらしのはなし~ とらい☆すたーず とらいあんぐるBLUE どこでもすきして いつでもすきして どっぷり中出し学園戦争 東京封鎖~キミが隣にいた昨日~ 虜ノ姫~淫魔の調律~ な行 な Nursery Rhyme-ナーサリィ☆ライム- なぜか?!すぃ~と・ほ~む ナイショのじかん ナースにおまかせ ナースのお勉強 応用編~受けシチュ以外は絶対禁止!~ 夏神 夏空カナタ に ニセ教師~性活指導AVG~ 二代目は☆魔法少女 女体狂乱~これが私の望んだボディ~ 新妻イカせてミルク!~団地妻、昼下がりの下半身事情~ 新妻女教師 ぬ 抜け忍 ね ねとって女神! ねとって女神!ネオ 熱帯低気圧少女 猫撫ディストーション の ノストラダムスに聞いてみろ♪ は行 は BackStage Honey Coming Hyper→Highspeed→Genius Palmyra~熱砂の海と美なる戦姫~ はじめてのおるすばん はなマルッ!2 はぴねす! はぴねす! りらっくす ばにしゅ!~おっぱいの消えた王国~ ぱいタッチ! ぱすてる ハラマセテ戦乙女 パペット・プリンセス~傀儡姫。わたしは、操り人形~ 孕ら☆カノ!!~あの娘とラブラブ孕ぼて性活~ 春色こみゅにけ~しょん 春色桜瀬 晴れハレはーれむ 義母散華~ははさんげ~ 花と乙女に祝福を ひ Before Dawn Daybreak~深淵の歌姫~ BIFRONTE~公界島奇譚~ HimeのちHoney Peace@Pieces Piaキャロットへようこそ!!G.P. PP -ピアニッシモ-操リ人形ノ輪舞 Pure My 妹ミルクぷるん♪ ひきこもり向け人妻せんせい ひなたテラス-We don t abandon you.- ひみ☆ツイ びんかんアスリート「そ、そこダメっ! ……おしお噴いちゃうっ!」 ぴこぴこ~恋する気持ちの眠る場所~ ピアノ~紅楼館の隷嬢達~ 人妻コスプレ喫茶 人妻喰い~万引きGメン恥辱日記~ 人妻戦隊アイサイガーFLASH 人妻搾乳百貨店 姫∽神1/2 姫巫女・繊月 氷花ノ幻夜-Eternal Waltz- 瞳の烙淫~淫縛の牝奴隷~ 美脚性奴会長 亜衣「こ、この変態!私のタイツになんてことを……!」 ふ 5 -ファイブ- BLOODY†RONDO FairlyLife Fate/stay night Flyable Heart FORTUNE ARTERIAL PrimaryStep Princess Frontier ふぁみりあFami Liar? ふたなりカノンちゃん ふたりのえりか ~幼なじみと今彼女と~ ふたりの兄嫁 ふりフリ~ふつうのまいにちにわりこんできた、フシギなリンジンたちのおはなしおはなし~ ふるふる☆フルムーン ふわりコンプレックス ぶら ぶら ファンタジカル プラゥヴ クルイード プリマ☆ステラ プリミティブリンク プリンセスラバー! 二重影 冬のロンド 双子隷嬢 へ へんし~ん!!!~パンツになってクンクンペロペロ~ へルタースケルター~白濁の村~ ペロペロさせて~みみっこメイド発情期~ 返済性奴 ほ HOTOTOGISU Volume7 ほしうた ボイン姉妹の個人授業 ボクだけのナース~白衣のご奉仕2~ ボクだけの肉欲人形~白濁のコスプレイヤー~ 星の王子くん ま行 ま Maria~天使のキスと悪魔の花嫁~ MARIONETTE ZERO My Sweet Home まままままま マジカルハッピー~魔法はHのてほどき!~ マスクドシャンハイ 魔都拳侠傳 ママぷりっ!?~我が家の同棲通信簿~ 毎日がM! 毎日けだものっ!!らぶえろ☆ももいろ☆すくーるらいふ♪ 満淫痴女電車~細い指でシゴかないで~ 魔女侵犯~淫辱のジャッジメント~ 魔女道~あの散り際の美しさ~ 魔法少女フェアリーナイツ 魔界天使ジブリール-episode3- 魔薬の錬禁術師~ミサ み みだらなマンション ミンナノウタ ~Everyone s song~ 民族淫嬢 む め Maple Colors メアメアメア メトラセ~ドキらぶ☆新婚委員会~ メリ☆クリ~10年ぶりのホワイトクリスマス~ 姪少女 牝奴の館 牝教師2~淫従の螺旋~ も ももいろ☆ぷらねっと!-この惑星の住人はエロすぎて…俺の体はもうもたないッ!!- ももえろ濃霧注意報! 萌えろDownhillNight-峠最速伝説- や行 や やみツキ! ゆ euphoria ユニティマリアージュ~ふたりの花嫁~ 夢喰い-つるみく式ゲーム製作- 夢恋転生 夢見白書 よ ヨスガノソラ 要!エプロン着用 ら行 ら Like a Butler LOVELY CATION LOVE&DEAD LUST~催淫常態~ ラッキー×クロス り relations sister×sister. 凌襲~禁忌の牝肉実験調書~ 凌辱スカウト~アイドル独占契約~ 燐月 虜囚市場~罠に嵌められたエルフの女将校~ 輪罠ⅡGang-Rape 輪罠~白濁まみれの放課後~ る るいは智を呼ぶ れ 冷徹冷静しかしてXXX!! 恋の恋~れんのこい~ 隷嬢学園2~嗜虐の花園~ ろ 6人の女教師 牢獄のミスリート~復讐の淫薬調教~ 霞外籠逗留記 わ行 わ 私は私のまま、誰にでも変われる を ん
https://w.atwiki.jp/motome_game/pages/82.html
思春期イベント 「お邪魔します…」 黒田くんが部屋に入るなり、私は先日見たニュースの話題を振った。 「こんにちは黒田くん!ねぇ、鴨川賞のニュース見た?」 私のいきなりの質問に少しびっくりしたようだったが、 それが本の話題だと分かると僅かに口元を緩ませた。 「あ、はい…今回は〇〇という新人作家が受賞したんですよね」 「そうそう。△△△っていう小説でしょう?」 会話が弾むのが嬉しくて、私はどんどん話しかける。 「面白いのかな?最後にどんでん返しがあるらしいけど…」 「そうですね、クライマックスの怒涛の展開には驚きました」 ん?驚きましたってことは… 「もしかして、黒田くんもう読んだの?」 私がそういうと、彼はハッとしてまたすぐに目をそらした。 「え、ええ実は…」 それを聞いて、興味津々の私は前に身を乗り出した。 「そうなんだ!どうだった?私も読んでみたいんだよね」 「あの、えっと…は、話は、悪く…なかったです、けど…」 言いながら、なぜか落ち着きなく目を泳がせる様子を不思議に思う。 「けど…?」 「け、けど、その…あまりお勧めはできないというか…」 「えっ、どうして?」 意外な言葉に驚き、思わず顔を覗き込む。 すると、黒田くんは真っ赤になり、しばらく口をもごもごさせたかと思うと、ついには下を向いてしまった。 私、何か悪いこと言ったのかな…? 「……ので…」 「えっ?」 「……性描写が露骨なので、女性が読むには…その……」 そこまで言うと、また俯いた。今度は私が真っ赤になる番だった。 「あ、そ、そっか…」 お互いに顔を火照らせ、しばらく無言で床を見つめた。 気まずい。何か言わなければ。この空気に耐えかねて、私は口を開いた。 選択肢ルート分岐 →「で、でも黒田くんは全部読んだんでしょう?」 言ってからしまった、と思ったがもう遅かった。 黒田くんは急に顔を上げ、泣き出しそうな目で私を見つめた。 「ご、ごめん、別にそういう意味じゃ…! ただ、全部読んだなら内容自体は悪くないんだろうなって思って」 「…あっ、ええ、そうですね… 伏線が散りばめられていて、読み応えはありました。」 →「大丈夫!私そういうの全然平気だから!」 「……あ、そ、そうですか…」 私の言葉に、黒田くんは少々戸惑っているようだった。 「うん、だから気にしないで」 「あ、はい。分かりました…」 分岐戻る なんだか急に喉が乾いてきた気がする。 お母さんが持ってきていた麦茶のコップに手を伸ばす。 と、その時黒田くんも同時にコップを掴もうとしていた。 テーブルが小さいせいだろうか。指先が、少し触れ合った。 私はビックリして、思わず手を引っ込めた。 ガタンッ 勢い余ってコップを倒してしまった。 見るとテーブルから零れた麦茶が、黒田くんの膝辺りを濡らしてしまっていた。 「た、大変!どうしよう!」 パニック状態の私は、ティッシュを大量に引っ張り出しながら黒田君に近寄った。 濡れた部分にティッシュをあてがおうとすると、黒田君が後ろに飛び退いた。 「だ、大丈夫…」 「でもズボンが!拭かないと…」 「これくらい、すぐに乾くから…っ」 黒田くんが慌てて立ち上がった。 「あ、ああああの、き、今日はもう帰ります!じゃあ!」 そう言うと、ペコリとお辞儀をして、私の部屋を飛び出して行ってしまった。 (…男の人の手に触ったのなんて、初めてだ…) 私は、心臓のドキドキが収まらないまま、呆然と彼の消えた方を見ていた。
https://w.atwiki.jp/sinzyanru/pages/265.html
182 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/04/10(金) 02 18 52.90 ID zFrb82AO 【戦隊ヒーローで赤以外全員ヤンデレ】 桃パート 桃「赤ー、アンタ…ネトゲに興味ない?」 赤「なんですか突然。宗教の勧誘じゃあるまいし……」 桃「いや、えっと、その…知り合いを誘ったら特別なアイテムが貰えてね? べ…別にアンタと一緒にギルド組みたいとか冒険したいとかじゃないんだからねっ!?////」 赤「あー…ハイ、そういうことですか」 桃「その…ダメ、かな……?」 赤「いえ、構いませんよ。忙しいのでプレイは難しいですが、アカウントを作るくらいだったら……」 桃「ホントっ!? それじゃあアタシのお古のノーパソがあるからそれでやってみましょ!」 赤「えっ? いや、パソコンを貰っても時間が……」 桃「ぃよーし! バンバン狩るわよーっ!」グイグイッ 赤「うわっと!? ちょ、待って下さいよー!」ズルズル… 183 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/04/10(金) 02 19 33.48 ID zFrb82AO ――深夜の基地、赤自室 赤「…ふぅ、結局第二クエストまでやらされてしまった」 赤「結構面白かったけど…どうしても時間がかかるなぁ」 赤「ただでさえ寝る間も惜しいくらいなのに……うーむ」 赤「普通に断るのは難しそうだし……」 赤「桃には申し訳ないけど…こうするしかない、か」 184 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/04/10(金) 02 21 05.44 ID zFrb82AO ――深夜の基地、桃自室 桃(やった! やっと赤を誘えた!) 桃「うへへへ~♪♪」ゴロゴロ… 桃(これで毎日赤と…ふ、ふ……) 桃「2人っきりになれる~っ! きゃーー////」バタバタバタバタ 桃「うっへへへ~~♪♪♪♪」ゴロゴロゴロゴロ……ガンッ! 桃「っ! ……っ痛ぅ~…頭ぶっけた…………」 185 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/04/10(金) 02 21 58.50 ID zFrb82AO ――明朝の基地、広間 桃「えーーーっ!!!!?? こ…壊れたっ!?」 赤「ハイ…知り合いの業者にも診てもらったんですが…これはもう駄目だ、と」 桃「そっ、それなら新しいのを買えば…!」 赤「そんなお金があれば、の話ですが…ね……」 桃「しょ…しょんな~……」ヘナヘナ… 赤「そういうことですので、ネトゲはまたの機会に……」 桃「ぅぅ…………」ズーン… 赤(う…やっぱり罪悪感が……) 赤(パソコンを売ったお金で…何か新作スイーツでも買ってあげようか) 186 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/04/10(金) 02 23 39.63 ID zFrb82AO ――昼の基地、広間 桃「……ってことがあったのよ! もうプリンでも食べないとやってらんないわっ!」モッシャモッシャ 黄「そ、そう…でも流石にその量は……」 緑「……また肥る」 桃「うっさいわねっ! それもこれも全部赤が悪いのよー!」ワッシワッシ 黄「あはは…そういえば赤は?」 青「赤ならもう買い物に行ったぞ」…ズズッ 緑「……早いね」 青「古そうなパソコンを持って行ってたから…中古屋にでも寄るんじゃあないかな?」 桃(……壊れたパソコンを売りに?) 桃「青…赤が出たのって何時?」 青「ほんの数分前だが…」 桃「そう…ありがと」ダッ 黄「あっ、桃!? ……行っちゃった」 緑「……プリンの容器くらい、片付けて欲しかった」 187 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/04/10(金) 02 23 56.75 ID zFrb82AO ――商店街、中古屋 桃(きっとここに……あっ、赤!)ハァ…ハァ…… 赤「う~ん…もう一声!」 店員「いやぁ…これ以上は難しいですね」 赤「だってまだ全然動きますよ! ホラッ!」 桃(………えっ?) 188 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/04/10(金) 02 26 04.16 ID zFrb82AO 桃(えっ? あれっ? 今日の朝は動かないって…え?) 店員「う~ん…そうですねぇ………これ位が限界かと」 赤「よっしゃ! ありがとうございます!」 店員「それではこちらは売却と……」 桃(売っ…た……? なんで? どうして…どうしてウソヲつイタノ?) 桃(そんな…赤は嘘を吐くような人じゃ……) 桃(ジゃあなンデ? なんでパそコンを売ッタノ?) 桃(それは…アタシが) 桃( ア タ シ の こ ト が キ ラ イ ダ ッ タ カ ラ ? ) 189 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/04/10(金) 02 27 16.15 ID zFrb82AO 桃(嘘…赤が……) 桃(嫌…い……だったから…………?) 桃(ヤだ) 桃(イヤだ…嫌われたくない………イヤだ……………) 桃(イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ い や だ ) 桃(赤が好き赤が好き赤が好き赤が好き赤が好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き 好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤 赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤) 190 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/04/10(金) 02 29 28.96 ID zFrb82AO 桃(赤が好きアタシは赤が好き赤は優しい赤はカッコイいアタシは赤が好き赤はいつもアタシをアタシは赤が好き赤がアタシは 好き赤は素敵赤の笑顔が赤はアタシに赤はアタシを赤はアタシの赤は言わない赤は吐かない赤は嘘吐きじゃない赤は優しい赤は赤は赤は赤は赤は 赤じゃ赤じゃない赤じゃない赤は赤じゃないアレは赤アレは赤じゃないアレは アレは赤じゃない?) 191 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/04/10(金) 02 29 40.27 ID zFrb82AO 桃「そっか」 桃「偽物か」 桃「赤はどこ?」 桃「赤は……」 桃「そっか」 桃「いるじゃん」 桃「それじゃ偽物を」 桃「消さないと」 桃「これで…」 桃「2人っきり♪」 赤「……あれ? もm 192 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/04/10(金) 02 30 12.80 ID zFrb82AO ――基地、桃自室 桃「あーか♪」 桃「ホラ、せっかく2人っきりなんだからさ」 桃「なんか話そうよ♪」 桃「んもー、赤はタイピング遅いなぁー」 桃「いいんだよ♪ 少しずつ慣らしていけば♪」 桃「時間はたっぷりあるんだから♪」 桃「ねぇ、次はどのクエストにする?」 桃「2人っきりのギルドだから、簡単なのがいいね!」 桃「そう、2人っきり」 桃「ずっと2人っきりなんだよ♪」 ずっとずっと 2人っきり HAPPY END...? 関連作品 【戦隊ヒーローで赤以外全員ヤンデレ 青パート】 あらすじ:ヤンデレ青のお話(ヤンデレ化、微猟奇?注意